きんせんか (金盞花)

学名  Calendula officinalis
日本名  キンセンカ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  
漢名  金盞花(キンサンカ,jīnzhănhuā)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  金盞菊、黃金盞、山金菊、水漲菊
英名  Pot marigold
『朝日百科 世界の植物』1-143
 キンセンカ属 Calendula(金盞花 jīnzhănhuā 屬)には、歐洲・北アフリカ・西&中央アジア・ヒマラヤに約12-15種がある。

  ヒメキンセンカ
(ホンキンセンカ) C. arvensis(C.officinalis var.subspatulata;
         歐洲金盞花・田野金盞花・小金盞)
         
歐洲・北アフリカ・西&中央アジア・ヒマラヤ産、日本には江戸時代に渡来
  トウキンセンカ
(キンセンカ) C. officinalis(金盞花・黃金盞) イベリア原産
   
 キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)金盞草に、「キンセンクハ トコナツバナ フダンバナ トキシラズ ケイセイクハン加州 アリヤケ摂州 コガネグサ」と。
 「金盞ハ花形ヨリノ名ナリ」(『牧野日本植物図鑑』)。
 南ヨーロッパ原産。早春の花卉として鑑賞する。
 日本には、一説に1850頃入り、大正年間から流行。
 中国では、根・花を薬用にする。
 『救荒本草』
(14c.後半)に金盞兒花と見え、『本草綱目』(1590)に金盞草と見える。
 日本では、平安時代の金盞花は、ゴジカ
 一条兼良『尺素往来
』(1487)に春の花として金銭が載る。ゴジカは夏秋の花であるから、これはキンセンカであるかもしれない、と言う。

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